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ガミースマイル改善と前歯の審美改善
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before
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after
年齢 | 32歳 |
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性別 | 女性 |
主訴 | 他院でのインビザラインの失敗を改善して欲しい。 綺麗な笑顔に見える前歯にして欲しい。 結婚式の前撮り(三ヶ月後)までに終わらせて欲しい。 |
治療 | 他院にてインビザライン治療を三年に渡り受けるも、治療結果が伴わず治療に不安・不満を抱えて来院。 1: 治療説明と最終的に達成しえる審美レベルと期間内に出来る事を詳しく話し合う事を大切にした。患者様は既に大変な費用と長い時間を無駄にしており、歯科医師・歯科自体に信用が無いと思われた。 中澤が審美治療を取り掛かる際大切にしている事がある。患者の想う審美ゴールと私 中澤が患者様に行う審美治療のゴールに差異があってはならないと考える。 歯科医師が一方的に審美治療結果を患者様に押し付ける治療は良い結果を産まないと考えている。 RSテクニックでシュミレーションし多くの時間を割いて話し合いをしていく。こうして初めて患者様の理想とする審美ゴールを明確に理解、実現する。(もちろん仮歯やwaxup と言った治療過程が重要) 2:1で話し合った事を具現化する前にガミースマイルの改善の為 歯肉・骨 整形手術を行う 3:歯肉治癒を待ち 最終的な仮歯を入れる ここで満足、納得いくまで歯の形や長さ傾き噛み合わせを調整する 幸い 一回で患者様が満足した 4:型取りをし、その1週間後に最終的なセラミックの歯を付ける 5:メインテナンス |
費用 | ラミネートベニア6本 仮歯 歯肉・骨整形手術(クラウンレングスニング) 計 120万+税 |
治療期間 | 期間 3ヶ月 結婚式前撮りの為 短期決戦となった 来院回数 5回 |
備考 | 結婚式前撮りという限られた時間内であったがガミースマイルが完全に改善し、前医のインビザラインの失敗も目立たない形で改善出来たといえる。 ラミネートベニア作製は日本を代表する歯科技工士 関氏によるもので国内外でもこれ以上の審美を得られるのはむしろ困難と言い切れる。私 中澤の仕事はガミースマイルを改善と同時に歯茎ラインを整え 機能、発音、咀嚼、スマイルの完璧なハーモニーを整える事であった。 また、短期決戦という事で歯茎、骨の手術は高いレベルで行われ無ければならなかったが幸いこのケースでは傷痕は一切無くかつ歯冠乳頭も美しく再建出来た事を嬉しく思う。 何より最終の歯が入って患者様が喜びと安心からか涙を流されていたのが印象的であった。 |
術前
歯並びが不揃いな上に斜めになってしまっている。ガミースマイル特有の歯茎が目立つスマイルである
術前
歯茎ライン不正が目立つ
インビザラインの意味が無かった様に思うのも仕方ない
クラウンレングスニング
減らしたい歯茎の幅やデザインを決定しデザイン通りに歯茎を切り落とす(結果を出す為の幾つかの手術要件は割愛)
クラウンレングスニング
マイクロサージェリーにより精密な手術を可能にする
クラウンレングスニング
露出させた骨の整形も重要
美しくデザインする必要がある
クラウンレングスニング
マイクロサージェリーにより、縫合した傷痕が残らない様に優しく丁寧に縫合 十分な厚みと幅の付着歯肉が重要
クラウンレングスニング術後2週間
予定通りのデザイン歯茎ラインになった
歯冠乳頭も美しい
術後の腫れや痛みは全く無かったとの事
オールセラミック ラミネートベニア
日本を代表する歯科技工士関氏によるラミネートベニア作製
オールセラミック ラミネートベニア
美しくデザインされたセラミックラミネートベニアはどこから見ても非のうちようが無い
精度も抜群である
術後
術後三年経過
ガミースマイルの改善、前歯審美改善、歯茎のライン改善が高いレベルで達成されている
執筆者情報
院長/歯科医師
中澤 玲 Rei Nakazawa
岩手医科大学歯学部を卒業した後、すぐに顎関節治療の勉強に没頭し、 多面的な目線で顎関節の治療を行う。 その後、アメリカ・ボストン大学に留学し、世界で注目される治療や歯科材料に目を向け研鑽し、審美治療やインプラント治療においては、ドイツ大手のインプラント会社のインターナショナルインプラントインストラクターに任命され、活躍している。
日本インプラント学会、ブラジル審美治療学会論文投稿や歯科雑誌への執筆、2013、2014年とブラジル審美治療Marcelo Daltro先生を個人的に日本に招聘し共同で講演活動を行う。インプラントの本場ドイツでもFrank Zastrow先生と講演活動を行っている。 2014年はドイツのインプラント専門医達の間では解消されていない問題である『顎関節症とインプラント治療』についての講演を行った。
世界でも著名な審美治療医師の一人、Dr.Iñaki Gamborenaと共同講演を日本GC社で開催。高水準のディスカッションにより多数の賞賛を得た。自身でも若手歯科医師向け年間コースを2014年に開設し、日本国内でも各地で講演中。